当協会パーパス

当協会(一般社団法人AI・IoT普及推進協会:AIPA)の※パーパス(存在価値)を以下でご紹介いたします。※パーパスとは、組織が社会に対して果たす存在意義のことです。


当協会のパーパス内容

今、あらゆる業界で「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の波が押し寄せています。単なるIT化ではなく、業務の抜本的な見直しとテクノロジーによる変革が求められる時代です。しかし現実には、「何から手をつければよいか分からない」「専門人材がいない」「導入してもうまく活用できていない」といった声が多くの現場から上がっています。

 

こうした課題を乗り越える鍵となるのが、AIIoT・ロボティクスなどの先端技術を現場で“使いこなし”、業務改革を支援できる実践人材の存在です。

 

その育成と認定を目的に創設されたのが、一般社団法人AIIoT普及推進協会(AIPA)と一般社団法人ロボティクス・オートメーション普及推進協会(RAPA)の資格制度です。

 

AIPAが認定する「AIIoTコンサルタント(AIC)」や「AIIoTアドミニストレータ(AIA)」「スペシャリスト(AIS)」、そしてRAPAによる「ロボティクス・オートメーションディレクター(RAD)」「プロデューサー(RAP)」などは、単なる知識試験ではなく、現場実装力と支援力を兼ね備えた人材を育て、証明する制度です。

 

これらの資格は、従来の士業資格やIT系の資格などと対立するものではありません。むしろ補完関係にあります。これまでの制度が築いてきた基盤やフレームワークを尊重しつつも、より現場密着型で、テクノロジー導入から運用・改善までの一貫した支援ができる新たな人材層を育成するという点に特徴があります。

 

例えば、中小企業ではDXの必要性は理解していても、AIIoT、ロボットといった技術をどう使えば業務改善や売上向上につながるのかを掴みきれていない企業が多く存在します。AICRAPなどの資格者は、そうした企業に寄り添い、分かりやすい言葉で伴走支援を行いながら、最適な技術の導入と現場定着をサポートする役割を担います。

 

このように、AIPARAPAの資格制度は、単なる「テスト合格者」ではなく、テクノロジーを“結果につなげる”プロフェッショナルを認定することに重きを置いています。それはまさに、日本が直面している人手不足、生産性向上、業務の属人化といった問題を乗り越えるための新しい支援者像と言えるでしょう。

 

もちろん、世の中にはすでに多くの資格制度や支援スキームがあります。しかし、時代は常に進化し続けています。過去に有効だった方法が、今の現場に合うとは限りません。だからこそ、常に実践と進化を重視し、現場の声を吸い上げてアップデートされ続けるAIPARAPAの取り組みには、大きな意義があります。

 

最後に強調したいのは、私たちが目指しているのは「競合との争い」ではなく、「日本のDX人材の裾野を広げ、現場に本当の変革をもたらすこと」です。資格制度はあくまで手段であり、目指すべきは、企業も人材も共に成長し、日本社会がテクノロジーによって持続可能な形で進化していく未来です。

 

AIPARAPAの資格制度は、まさにその実現に向けた“道標”です。これからのDX時代において、自ら学び、現場を変革する力を持った人材が日本を支えていくことでしょう。

 

私たちの協会はその礎になることを存在意義(パーパス)として捉えております。