AI・IoT支援事例ご紹介

当協会の認定AI・IoTコンサルタント(AIC)の皆様が対応したAI・IoT支援事例のご紹介となります。※一部、構築途中の事例も含まれます。

成功事例①IoT活用による工場内作業員の作業工程・工数の見える化

■業種:製造業

 

■経営課題:製造業A社は自社で生産管理システムをACCESSで構築し運用を行っていた。見積書に関しては営業が顧客からの要求に従い工数を計算し作業内容から作業工程数を計算し積算して見積を行っていた。

しかし正確な工数は後で作業員より工程別の工数(時間)を集計して計算するために正しい原価が分からず、利益がある案件と利益が出てない案件が後で判明するという状況であった。

 

■課題解決策:初回のAI・IoT導入シナリオでは工場全体をカメラセンサーで可視化し、作業現場の作業員の位置情報と作業滞留時間(作業中)を計算し、作業工数を割り出して原価を出すことを考えた。その後、経営者と会話を行い、作業現場の作業員毎にスマホ(中古)は操作可能であり、軍手などをしていてもタッチペンなどを使えば問題ないことが判明。最終的にはACCESSと連携するスマホアプリを開発し、作業内容と時間の開始と終了時にスマホに入力することで作業時間の計算を紙で最終集計する方法からリアルタイムで集計することができた。

 

■経営効果:作業時間は毎日、就業時間後、パートタイマーが作業日報を各作業員毎に集計して、原価に計上していた。その時間が毎日2時間以上あり、ほぼ削減できた。同時に作業時間が正確に分かることで現場の改善意識も高まった。作業工程もそれぞれの作業員の状況もガントチャート式の行程管理ツールなども使い見比べることでTO-DOの分析も可能となった。

原価計算も正確になり、利益がある案件と利益が出てない案件が判明することでどのお客様の案件を重視しなければならないかを経営判断と営業判断できるようになりコスト削減と効率的な案件獲得が可能となった。

 

■補助金対応:ミラサポ

成功事例②AI活用による在庫管理、発注管理に関するMD(マーチャンダイジング)

■業種:アパレル業

 

■経営課題:婦人用アパレルB社は基幹システムにアパレル用のパッケージを利用していた。顧客は婦人物が中心でエプロン、キッチンマット、買い物カートなどであったが、アパレルメーカーとして自社中国工場にロットで発注をし、国内の倉庫に保管し、大手メーカー系や百貨店、デパートなどに販売をしていたが、発注点管理を行うも、売れ残りを出すことへの躊躇から機会損失が発生することと、反対に大量にロットで発注すると場合によると売れ残りが発生し倉庫管理代も増大することとなっていた。

 

■課題解決策:発注点管理はアパレル用のパッケージの情報をExcelで計算して計算することとしていた。過去5年分のデータを駆使しかなり精巧に行っていたがそれでも機会損失と売れ残りという相反したことが常に発生するなど経営者としてもなかなか良い手が見つからないままでいた。そこで基幹システムのデータと営業、発注担当者など個別に管理していたExcelなどのデータを全てビックデータ化しAIで回帰分析などを行い正しいロット発注数を出すことを行った。

 

■経営効果:発注点計算はMD(マーチャンダイジング)にとって最大の課題であり且つ、在庫を残すと在庫管理費が増大、反対に売れ筋の在庫を切らすと機会損失となることでかなり難しい判断が必要であったが、AI(機械学習)のソフトウェアを補助金を活用し導入したことで精度が向上した。今後は天候データやその他各種データを入れて多面的な分析を行うことで売れ筋分析などから製品開発などにも有効に活用する予定である。

 

■補助金対応:中小企業振興公社

支援事例③IoT活用による24時間稼働向上の生産状況の見える化

■業種:製造業

 

■経営課題:エアコンなどで使用する特殊バルブの加工製造するC社は生産工場にNC自動旋盤機を50台以上配備し24時間稼働を実現することで生産工程の自動化と生産性の向上を実現していた。しかし、NC自動旋盤機のメーカーは大きくは2つのメーカーが混在しており、NC自動旋盤機以外の工作機械も含めて稼働監視の状況が手で記入する日報形式であった。その結果、製造設備全部のカウンターなどの集計を再度、EXCELなどの入力する手間と稼働監視が上手くできてないため、チョコ停なども頻発していたが改善する手法が見つからなかった。

 

■課題解決策:NC自動旋盤機は無論、工作機器のCLCデータ(一部PLC)の通信プロトコルなどの標準化するマルチデバイスコントローラー付きのIoTツールを導入し、工場の生産稼働状況監視と夜中の無人時のカウンターの自動集計、そして稼働状況の見える化などの実現により工場内にモニターを装備して稼働状況をリアルタイムで分析することができるようになった。

 

■経営効果:工場内では外国人労働者も働く環境化となったことでより、日本人の管理を細かく管理しなければ品質維持向上ができない状況であったが、IoT導入後は工場内の全ての工程が見える化できたことによって、工場の生産稼働状況管理が可能となり、業務の改善活動ができるようになった。また手で書いていた日報も集計する業務の削減に繋がった。お客様にはこのような取り組みにを大いに評価していただき信用もさらに向上した。今後は収集したビックデータを自動解析し、どのような機械でどのような製造をすれば効率的かどうか、機械設備の故障予知などにもつなげる計画だ。

 

■補助金対応:中小企業振興公社

支援事例④AI活用による検品作業の効率化と顧客満足度向上

■業種:製造業

 

■経営課題:カメラ用や医療用のレンズなどを製造するD社は自社で製造したレンズ加工部品の最終工程に全量検品を行っていた。レンズ内の気泡や傷などはベテランの検品技術がなければ検品で不良品を弾くことができない高度な作業であった。しかし作業員の高齢化により作業自体の後継者が見つからないという課題も見えてきた。

 

■課題解決策:レンズをIoTカメラで撮影し、瞬時にAIで解析することでレンズ内の基本や傷などを発見することをした。当初は国の技術研究所等からの指導や支援も行って対応していたが、なかなか良い精度が上がらなかったが、レンズを撮影する際に工夫(機密情報のため非公開)をし、精度が向上した。結果、AIでの分析情報を徐々に貯めることで学習したAIが検品品質を向上することとなった。

 

■経営効果:少子高齢化の中で高齢化が進む中小企業において、作業員の属人化のプロセスはなかなか後継者育成が難しいが、こうしたIoTで収集したデータをビックデータ化し、AIで解析することで当初はなかなか成果が上がらなかったが不良品検品率も徐々に向上し、成果が出始めることとなった。人間の作業分をまずは軽減し、その後、徐々に精度をあげていること。当初より100%を目指さず進める事が成功の秘訣となった。

 

■補助金対応:ものづくり補助金

成功事例⑤IoT活用による営業・出荷担当者情報共有による確認時間削減

■業種:製造業

 

■経営課題:提灯用個別特注ケーブルや工事用照明塔を製造するE社は営業が全国を得意先を回り需要を喚起し営業事務がFAXやメール、電話などで注文に対して紙の受注伝票を出荷担当に回することで在庫を引き当てて、運送会社の定期改修便で郵送する方法を取っていた。しかし営業が頻繁に出荷担当者に内線電話などを掛けて確認するため、営業と出荷担当者で無駄な時間が発生していた。

 

■課題解決策:Googleのスプレッドシートを利用して受注状況を全て一覧表にすることで営業が外出先からスマホでも確認できると同時に出荷担当者の居る工場内にモニターを配置。モニターをIoTとすることで出荷状況を見える化することを行った。

 

■経営効果:人間の確認事項というものは口頭であっても相互の時間をかなり消費してしまう。今回のIoTモニターとクラウド環境のGoogleをスプレッドシート活用することで相互の時間削減をすると同時に現在の受注状況が一覧となることで受注状況を瞬時に見える化できた。掛かったコストは10万以内であり時間削減に繋がった。同時に同社では本格的なIoTなどの取り組むために現在も研究を絶やさずチャレンジしている。

 

■補助金対応:なし


この他も多数のAI・IoTの成功事例がございますので順次公開して参ります。また現時点では製造業中心の事例ではございますが、製造業以外にもサービス業、小売業、卸売業などでも支援実績がございます。現在公開中の事例は大凡の目途が付いて成功事例として公開できる事例となります。